のあ’s 日々の考えブログ

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キャバ嬢社長 歌舞伎町No.1嬢王 愛沢えみりとしての生き方 感想

まず言いたいのは、amazonで見たら、恋愛論のカテゴリーでランキング1位に入ってたけど、恋愛論じゃないと思うよ?笑

 まぁ簡単に言うと、学校にも家にも居場所がなくてやる気もなく適当にキャバでバイトしていた女子高生のサクセスストーリー(歌舞伎町No1キャバ嬢、モデル、月商1億5千万社長)って感じだけど、私は日本教育の問題を指摘していると思った。

ちなみにagehaの人気モデルでもあったらしいけど私は全くそっち系じゃないので知らなかった笑

著者の愛沢えみりさんは学校に真面目に行っていなかった。そういう子がいるとその子あるいはその家族の問題みたいに言う人も多いけど、それだけ学校に魅力がなかったか魅力に気づくことが出来なかったってことでもあると思う。それでも辞めなかっただけ偉いし、高校生の頃から頑張れる素質は持っている人だったんだろうなぁと思う。

愛沢さんはキャバクラが女子校だったと言っている。キャバクラでいろんなことを学んだって。国が認可している高校よりも、キャバクラが愛沢さんにとっては大切な居場所で、学ぶ場所だったんだよね。

いいんですか?文科省!笑 キャバクラに負けてますよ?

あ、いやきっと文科省のお偉いさんもそういうとこにいってるのかな?笑

と、冗談はさておき、愛沢さんはきっとキャバクラで良いお客様や良いボーイさんや経営者に恵まれて、怖い目にも合わず(書いていないだけかもしれないけど)、頑張ろうって思えて本当にすごい努力をして成功したんだと思うけど、夜の世界って怖いところってことだけは若い子に認識してもらう必要があると思うんだ。

居場所がなくて夜の渋谷にいる高校生や中学生たくさんいるはずだ。JKビジネスと呼ばれるJKお散歩とかJKリフレ(最近は摘発されてるのか?)で働く女子高生が秋葉原にいる。

怖い目にあう子供たち(特に女の子)だってたくさんいるはずなんだ。

それについては女子高生の裏社会 「関係性の貧困」に生きる少女たち (光文社新書)の著者仁藤夢乃さんのブログColabo代表「難民高校生」著者・仁藤夢乃の『コラボトーク』

やその本を読んでほしい。

愛沢さんはもう26歳だから今はちょっと違うかもしれないけど、未成年の居場所がキャバクラだったってことにもっともっと大人は危機感を感じなきゃいけないと思う。

今なら女子高生の居場所がJKビジネスだったり、夜の渋谷や新宿だったりすることに・・。

私も子供の頃、家に居場所がなかった。まぁいろいろあって、家にいるのが苦痛だったし、家では一言も話さなかったし、笑わなかった。小学校の時、土日が大嫌いだった。

でも私には居場所があった。それが小学校、中学校、高校だった。

中学の頃は1年で350日くらいは部活してたと思う。たまたま強豪校だったんだ。中3の担任であり部活の顧問だった先生には本当に感謝している。第一志望の難関公立高校に受かったことを一番喜んでくれたのはその先生だったし、私は親よりも先生に一番に報告しに行った。まぁ後で聞いたら部活のし過ぎで離婚の危機だったらしいけどw

高校はすごい自由なところで、女子が多かったけど女子特有の面倒なこともなくて、みんな基本個人主義で好きなことやってた。部活もやりつつ、生徒会とか文化祭の団体をかけもちしたりして、土日もほとんど学校にいた。高2くらいから予備校にちょっと通って、高校の最終下校時刻過ぎてからは予備校の自習室に最終の21時くらいまでいた。

予備校のスタッフさんは私が家に居場所がないことを理解してくれていた。親には家から通える東京の有名大学を第一志望って言っていたけど、実際に本当に行きたかったのは家からは通えない地方の大学。ずっと地方の大学に行って家から出てやるって思ってた。結局地方の大学に受かって、東京の大学は落ちた(滑り止めは受かったけど)。そしたらスタッフさんが「お前、わざと落ちただろ?」って言ってくれたのがすごく嬉しかったのを覚えている。実際はわざとじゃなくてただ単に私の学力不足だったんだけどwでも地方の大学に行って本当に本当に私は良かった。

もちろん今思えば、部活の費用を出してくれたのも、学費を出してくれたのも、予備校の費用を出してくれたのも親なのはわかっている。当時の私には全く伝わらなかったけど、きっと親から愛されていたんだとは思う。そして私の居場所が学校になったことでさらに親の気持ちを逆撫でしてたんだろうとも思う。

でも私の居場所は家じゃなかった。

だから家以外に居場所を求める気持ちがわかるんだ。私はたまたま恵まれていて学校がや予備校が居場所だったから危険なことはなかったけど、もし私が学校にも居場所がなかったら、夜の渋谷に入り浸っていた可能性は否定できない。

風俗店がシングルマザーの福祉も兼ねてるみたいな話題も前にあったけど、キャバクラとかJKビジネスが教育の受け皿になるのはダメでしょ・・・。

本当は居心地がよい家があればいい、楽しい行きたくなる学校があればいいけど、そうじゃなくても、夜の街よりももうちょっと安全な子どもの居場所を作らないとヤバイよ・・・。